トレンドマイクロ株式会社は4月26日、北朝鮮による長距離弾道ミサイルの打ち上げ失敗のニュースが悪用された事例を、4日後の4月17日に確認したとブログで発表した。この攻撃の結果、最終的にバックドア型不正プログラムに感染する。同社が確認したのは、「North Korea satellite launch eclipses that of Iran.doc」という、メールに添付されたWordファイル。同社の製品では「TROJ_ARTIEF.DOC」として検出されるこの不正なファイルが実行されると、脆弱性「CVE-2010-3333」を利用して、侵入したPC上にバックドア型不正プログラム「BKDR_POISON.DOC」を作成する。