Apache HTTP Server のエラーページに起因する HTTP ヘッダ情報漏えいの脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.08.17(木)

Apache HTTP Server のエラーページに起因する HTTP ヘッダ情報漏えいの脆弱性(Scan Tech Report)

脆弱性と脅威 エクスプロイト

1.概要
Apache HTTP Server に、HttpOnly 属性が指定された Cookie をエラーページに出力してしまう脆弱性が報告されました。
リモートの第三者に利用された場合、Cookie を不正に取得される可能性があります。
さらなる攻撃に悪用される可能性があるため、対象のユーザは可能な限り以下の対策を実施することを推奨します。


2.深刻度(CVSS)
4.3
http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2012-0053&vector=%28AV%3AN/AC%3AM/Au%3AN/C%3AP/I%3AN/A%3AN%29


3.影響を受けるソフトウェア
Apache HTTP Server 2.2.21 以前

※開発版である Apache HTTP Server 2.4.0 もこの脆弱性の影響を受けます。


4.解説
Apache HTTP Server には、HTTP ヘッダの処理に起因して、デフォルトの HTTP ステータスコード 400 (Bad Request) のエラーページを出力する際に、当該ヘッダ情報をエラーページに出力してしまう不備があります。
このため、Cookie ヘッダに過度に長い文字列 (LimitRequestFieldSize を超える文字列) またはヘッダ名とパラメータの区切り文字であるコロン (:) を含まない不正な HTTP リクエストを処理した場合に、エラーページに HttpOnly 属性が指定された Cookie を出力してしまう脆弱性が存在します。

この脆弱性を利用することでリモートの攻撃者は、Cookie を取得可能となります。

なお、Apache HTTP Server の ErrorDocument ディレクティブによるカスタムエラーページを設定する環境では、この脆弱性の影響を受けません。


5.対策
以下の Web サイトより Apache HTTP Server 2.2.22/2.4.1 以降を入手しアップデートすることで、この脆弱性を解消することが可能です。

Apache HTTP Server 2.2.22/2.4.1:
http://www.apache.org/dist/httpd/

また、この脆弱性を解消する Apache HTTP Server 2.2.22 では、他多数の脆弱性についても解消しています。詳細につきましては、関連情報の apache.org より提供されるセキュリティアドバイザリを参照下さい。


6.ソースコード
(Web非公開)

(執筆:株式会社ラック サイバー脅威分析センター

※Web非公開該当コンテンツ閲覧をご希望の方はScan Tech Reportにご登録(有料)下さい。

Scan Tech Report
http://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html

《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

脆弱性と脅威 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 中国の「APT10」、日本の官公庁や製造業、メディアなどを狙う攻撃が活発化(ファイア・アイ)

    中国の「APT10」、日本の官公庁や製造業、メディアなどを狙う攻撃が活発化(ファイア・アイ)

  2. 改ざんやDDoS攻撃などWebサイトの被害が増加、サイトの点検を呼びかけ(JPCERT/CC)

    改ざんやDDoS攻撃などWebサイトの被害が増加、サイトの点検を呼びかけ(JPCERT/CC)

  3. 「Apache HTTP Web Server」に複数の脆弱性、アップデートを呼びかけ(JVN)

    「Apache HTTP Web Server」に複数の脆弱性、アップデートを呼びかけ(JVN)

  4. バッファロー製の無線LAN製品に複数の脆弱性(JVN)

  5. OSPFプロトコルを実装する複数の製品に、DoS攻撃を受けるなどの脆弱性(JVN)

  6. 組込みソフト搭載の専用機器からSSHへのパケットが増加--定点観測レポート(JPCERT/CC)

  7. Apache Struts 2 において Struts 1 由来のプラグインでの値検証不備により任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

  8. WindowsのLNKにリモートから任意のコードを実行される脆弱性(JVN)

  9. バッファロー製の無線LANルータに、任意のコードを実行される脆弱性(JVN)

  10. 海外製デジタルビデオレコーダへのアクセスが増加、脆弱性悪用のおそれ(警察庁)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×