独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月5日、株式会社アイシーズが提供するオープンソースのSNS構築ソフトウェア「せん茶SNS」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「せん茶SNS 1.0.1およびそれ以前」には、セッション固定の脆弱性(CVE-2012-1238)およびクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性(CVE-2012-1237)が存在する。これらの問題が悪用されると、リモートの攻撃者によって登録ユーザになりすまされ、結果として情報の漏えいや改ざんなどの影響を受ける、あるいはユーザが当該製品にログインした状態で悪意あるページを読み込んだ場合、当該製品上で任意の操作を実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。