ブルーコートシステムズ合同会社(ブルーコート)は3月16日、「2012年度版ブルーコートWebセキュリティレポート」(日本語版)を発表した。本レポートは、昨年起こった悪意のあるWeb攻撃とそのトレンドを分析するとともに、企業が安全性を保つための手法を紹介するもの。2011年の脅威における重要な変化は、動的なWebベースの攻撃を行うことを目的とするマルウェア配信ネットワーク(マルネット)の登場としている。単独の攻撃よりも長期に及ぶマルネットの複雑なインフラにより、悪意あるWebサイトの数は前年比240%も増加し、今年想定される新たな攻撃の3分の2を占めると予測される。同社のセキュリティラボは、2011年初めにこのような悪意あるネットワークの存在を発見したという。レポートではこのほか、ボットネットやAPT攻撃、モバイルにおける新たな脅威なども解説している。