東京電力が3月15日午後3時現在として発表した福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。※他の圧力容器温度上昇と異なる挙動を示した2号機原子炉の圧力容器下部(底部ヘッド上部135°)について、3月15日午前11時現在の圧力容器下部(底部ヘッド上部135°)の温度は約40.4度。3月15日午前11時現在の圧力容器下部(底部ヘッド上部270°)の温度は約40.9度。(参考)※3月14日、2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリングを実施。分析の結果、当該システム入口でキセノン135が検出限界値(立方センチメートルあたり9.6×10のマイナス2乗ベクレル)未満であり、再臨界判定基準である立方センチメートルあたり1ベクレルを下回っていることを確認。※水処理設備の信頼性向上を目的とした改造工事のために停止していたセシウム吸着装置について、3月15日午後1時8分、増設した油分分離装置処理水移送ポンプによる試運転を開始。同日午後2時40分、定常流量(毎時約19.8立方メートル)に到達し、通常運転へ移行。なお、同装置の運転状態に問題がないことを確認している。