警察庁は2月21日、2012年1月の「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」を発表した。これによると、1月の振り込め詐欺の認知件数は300件で、このうち278件が既遂、被害総額は6億1,981万円、検挙件数は142件、検挙人員は59名と、前月よりは減少しているが昨年同月とほぼ同程度となっている。オレオレ詐欺では、認知件数が173件、このうち157件が既遂、被害総額は4億5,982万円、検挙件数は122件、検挙人員は39名と、前月より大幅に減少した。架空請求詐欺の認知件数は48件で、このうち43件が既遂、被害総額は5,673万円、検挙件数は19件、検挙人員は9名と、前月より件数で約半分、被害総額で約1/3に減少した。形態別で見ると、「有料サイト利用料金等名目」が21件で最も多かった。このほか融資保証金詐欺が36件で被害総額5,302万円、還付金等詐欺が43件で被害総額5,019万円などとなっている。