Plone および Zope における任意コマンド実行の脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

Plone および Zope における任意コマンド実行の脆弱性(Scan Tech Report)

Plone および Zope に任意のコマンドが実行可能な脆弱性が報告されました。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
1.概要
Plone および Zope に任意のコマンドが実行可能な脆弱性が報告されました。
リモートの第三者に利用された場合、システム上で不正な操作が実行される可能性があります。
この脆弱性は、Plone Security チームが 2011/9/30 に発見し、plone.org および zope.org が 2011/10/4 にパッチを公開した問題です。
その後、Nick Miles 氏が 2011/12/21 に、攻撃コードを公開しています。
脆弱性の悪用は容易であり、また悪用された場合の影響度が高いため、対象のユーザは速やかに以下の対策を実施することを推奨します。


2.深刻度(CVSS)
9.3
http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2011-3587&vector=%28AV%3AN/AC%3AM/Au%3AN/C%3AC/I%3AC/A%3AC%29


3.影響を受けるソフトウェア
Plone 4.0.9 以前
Plone 4.1
Zope 2.12.19 以前
Zope 2.13.9 以前

※開発版である Plone 4.2a2 以前もこの脆弱性の影響を受けます。


4.解説
Zope は、Python で書かれたオープンソースのクロスプラットフォームに対応した Web アプリケーションサーバです。また、Plone は、Zope 上で動作するコンテンツ管理システム(CMS)であり、Plone パッケージには、Zope が同梱されています。

Zope には、/saxutils/os/popen2 における cmd パラメータの入力値チェックに不備があるため、当該パラメータを介して任意のコマンドを実行可能な脆弱性が存在します。

この脆弱性を利用することでリモートの攻撃者は、Plone/Zope サービスの実行権限で任意のコード実行が可能となります。


5.対策
(Web非公開)

6.ソースコード
(Web非公開)

(執筆:株式会社ラック コンピュータセキュリティ研究所

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Scan Tech Report
http://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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