独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月9日、複数のDNSネームサーバにおけるリソースレコードの取り扱いに関する問題(CVE-2012-1033)が公表されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。公表された問題は、一定の条件のもとでDNSキャッシュサーバが保持しているリソースレコードを、上位ドメインの権威サーバが設定した time-to-live(TTL)の値を超えて保持してしまうというもの。この問題によって、上位ドメインの権威サーバで削除されたドメイン情報が、キャッシュサーバ上では有効な情報として使用され続ける可能性がある。現時点では、対策方法は公表されていない。