調査会社の米Net Applicationsは2012年1月のインターネットブラウザの市場シェアの調査結果を発表した。デスクトップ、モバイルともGoogle製ブラウザがシェアを伸ばしている。 デスクトップではインターネットエクスプローラ(IE)の緩やかな減少傾向が続いており、シェア1位ながら53%と、かつての独占状態ではなくなった。2番手のFirefoxは21%でこの1年ほど横ばい状態が続いている。3位のGoogle ChromeはIEの減少分だけシェアを伸ばしており、19%といつ2番手に上がってもおかしくない状態。ブラウザのバージョン別のシェアを見ると、IE8が最も多く、最新バージョンのIE9はその半分にも満たない。そして、セキュリティ上の理由などからマイクロソフトが撲滅を目指してキャンペーンを行なっているIE6はいまだに8%ものシェアを獲得している。 一方、モバイル向けのブラウザでは、Safariが55%と過半数を維持している。2位は20%Opera Miniだが、長期的にはジリジリとシェアが下がっている。代わってシェアを伸ばしているのが18%のAndroidブラウザだ。