リウマチ患者を対象とした情報共有システムを開発、病院外でもスマホで計測(京都大学医学部附属病院、NTT) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.12.13(木)

リウマチ患者を対象とした情報共有システムを開発、病院外でもスマホで計測(京都大学医学部附属病院、NTT)

 京都大学医学部附属病院(京大病院)と日本電信電話(NTT)は27日、関節リウマチ患者の病気の進行度や症状・機能障害の程度をスマートフォンで計測し、かつ医療従事者がリアルタイムに計測情報にアクセスできるシステムを開発したことを公表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
 京都大学医学部附属病院(京大病院)と日本電信電話(NTT)は27日、関節リウマチ患者の病気の進行度や症状・機能障害の程度をスマートフォンで計測し、かつ医療従事者がリアルタイムに計測情報にアクセスできるシステムを開発したことを公表した。

 手足の機能に大きな障害をもたらす慢性疾患の1つに「関節リウマチ」(Rheumatoid Arthritis)があり、患者の数は全国で60万人以上と推定されている。京大病院では2011年4月に、本格的な診療科横断的治療センターであるリウマチセンターを創設、治療改善のための研究を進めていが、関節リウマチの治療において、日々の活動状況を短い外来診察の時間の問診だけで判断することは難しいのが現状だった。

 NTTは、「疾患活動性情報共有システム」を開発。 疾患活動性情報共有システムでは、患者に負担をかけることなく日常生活のなかで簡易に計測・記録・評価が可能となる。スマートフォンを持っているだけで、歩容(歩いているときの身体運動の様子)や移動距離の測定が可能であり機能評価を行うことができる。また患者が日々の体調をスマートフォンで簡易に記録でき、疾患活動性評価を行うことができる。計測結果等を即時にネットワークを介してサーバへ転送し、医療従事者と共有することも可能。

 NTTが開発したXML形式の記述方式「FDML(Field Data Mark-up Language」を採用しており、スマートフォンからサーバへ送信されるさまざまなセンサ情報を、時間関連性を維持しながら扱うことができる。また、サーバ側がFDML(Field Data Mark-up Language)準拠であればデータベース構造の変更なく新しいセンサ情報を簡単に追加できる。

 両者は、スマートフォンで動作する歩容解析アプリケーションを利用し、京大病院内にて関節リウマチ患者の歩容を測定する予備実験を、昨年4月から5月にかけて実施。従来使用されてきた大型の加速度センサと同等の歩行評価が可能であること、歩容評価が関節リウマチの疾患活動性や問診による日常生活動作(ADL)と相関があることを確認したという。

 京大病院とNTTは、日常生活のなかでの有用性を確認するため、2月1日より患者にスマートフォンを貸与し、病院外でのフィールド実験も開始する予定。

京大病院とNTT、リウマチ患者を対象とした情報共有システムを開発……病院外でもスマホで計測

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊20年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×