米Megaupload(メガアップロード)は19日(現地時間)、サービスを停止した。また、同サイトの運営者は著作権侵害で起訴された。 Megauploadはユーザーがファイルをアップロードして保存したり、他のユーザーに配布できるオンラインストレージサービスの大手。このようなサービスはファイルのバックアップや、メールに添付できない巨大ファイルの送付などに使用され、広く普及している。しかし、著作物の配布に利用される懸念は常に付きまとっていた。 米司法省とFBIは同サイトが著作物の違法な配布により、1億7500万ドルを超える不正な利益を得ており、著作権者に合計50億ドルもの損害をもたらしているとしている。同サイトの収益は有料アカウントの会費や広告収入など。 同サイトの運営者など7人が起訴され、資産やドメインの押収も行われた。起訴された7人はニュージーランドや香港、オランダ、カナダなど世界中に散らばっていたが、FBIは各国と連携した大掛かりな捜査を行った模様だ。 米国では現在、著作権に関連したSOPA、PIPA法案に関連する騒動が起きており、起訴の前日の18日には、SOPA、PIPA法案に反対する大掛かりな抗議活動があったばかり。ネットでは今回の起訴をSOPA、PIPA法案と関連付ける意見が出ている。