日本損害保険協会は10日、東日本大震災関連で支払われた地震保険金の総額が11月9日時点で、1兆1777億円になったと発表した。支払件数は71万8484件。前回実績を公表した10月26日時点と比べると支払額は0.7%、支払件数は1.0%それぞれ増加した。都道県別の支払状況は、宮城県が5472億円(支払件数25万3521件)と最も多く、全体の46.5%を占めている。次いで福島県の1512億円(同7万4314件)、茨城県の1486億円(同10万2075件)と続く。9日時点の地震保険に関する調査依頼や契約内容などの問い合わせ受付件数は83万1310件。このうち実際に保険金を支払ったものや、調査しても支払に至らなかったケース、問い合わせ内容が解決したものなどを合わせた調査完了件数は81万8196件となり、98.4%が対応を終えたことになる。