日本オラクル株式会社は10月18日、同社のデータベースセキュリティ製品「Oracle Database Firewall」日本語版を11月9日より提供開始すると発表した。本製品は、SQLインジェクションなどインターネットを経由した不正アクセスや、組織の内部関係者による不正行為から機密情報を保護するための新しいデータベースセキュリティ製品。価格はマネジメントサーバがプロセッサあたり625万円、およびDBプロセッサあたり543,500円から。本製品は、アプリケーションサーバとデータベースサーバの中間に位置し、SQLインジェクションなどによって送出される不正なSQLコマンドを、データベースに届く前にシャットアウトする。この防御機能はインターネットを経由した攻撃による情報漏えいなどに対して有効であるほか、内部関係者の不正操作を防御することも可能。また、ネットワークを経由してデータベースに送られるSQLコマンドのログを収集し、ポリシーに反した不正なSQLコマンドを発見した場合、即座に監視システムに対して警告を発することができる。これにより不正アクセスや内部不正を迅速に検出できるとともに、専用のサーバにログを保管することによって、問題が発生した場合の原因究明・追跡を迅速に行うことが可能になる。(吉澤亨史)http://japanmediacentre.oracle.com/content/detail.aspx?ReleaseID=1475&NewsAreaId=2