株式会社アンラボは10月11日、アンラボASEC研究センターがQRコードを介して感染するモバイルマルウェアを10月9日に発見したと発表した。これは、ロシアの某Webサイトに掲示されているQRコードが、料金を発生させるスマートフォンマルウェアを配布する行為に使われたというもの。このQRコードをスマートフォンで撮影すると、6ドル程度が自動的に課金されるという。アンラボ セキュリティセンター(ASEC)長であるイ・ホウン氏は、「今回のQRコードは、スマートフォンからQRコードを撮るユーザをターゲットにしている。今までは、その可能性だけが語られていた悪性QRコードの実態が確認された今、ブラウザやアプリを通じてインターネットにアクセスする時は、メールやSMSにあるURL、QRコード等のクリックは慎重に行うなど、ユーザ自身の注意が必要。」と述べている。(吉澤亨史)http://www.ahnlab.co.jp/securityinfo/blog.asp?blog_view=view&seq=34