デジタルアーツ株式会社は10月5日、都内で記者会見を開催し、情報漏えい防止と内部統制を推進する企業・官公庁向けWebフィルタリングソフト「i-FILTER」に、新たにサイバー攻撃やマルウェア対策の機能を搭載した国内初の次世代Webフィルタリングソフト「i-FILTER」Ver.8(Windows版・Linux版)を10月31日より提供開始すると発表した。価格は30ライセンスで年間204,000円から。最新版では、日本企業や団体を狙ったハッカーによる悪質なサイバー攻撃や新たに生まれ続ける未知のマルウェアなどの脅威による情報漏えいの「出口対策」として、株式会社ラックとの協力関係を強化し、ラックが提供する脅威情報リストを「i-FILTER」Ver.8と連携させ、Webフィルタリングソフトとして国内で初めてマルウェア感染した場合でも情報漏えい被害を水際で防止する機能を搭載した。また、国内初となるIPv6変換機能、64bitネイティブ対応なども行われている。i-FILTERは現在、6,900の企業や団体と、2,500の学校、計69万ライセンスを提供している。株式会社ラックのチーフエバンジェリスト川口洋氏は会見で、ラック社の持つ情報が、i-FILTERの多数のユーザーに向けて提供できることに大きな意義があると語った。国内のWebフィルタリング市場は2015年105億円の成長が予想されており、販売目標は、発売開始後の1年間で、2,000社100万ライセンスを目指す。(吉澤亨史)http://www.daj.jp/company/release/2011/r100501.htm