モバイルを狙う攻撃コードが上半期で倍増、深刻な脆弱性は3倍に(日本IBM) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

モバイルを狙う攻撃コードが上半期で倍増、深刻な脆弱性は3倍に(日本IBM)

日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は10月3日、米本社が公開した「2011年X-Force上半期トレンド&リスク・レポート」を発表した。本レポートは、脆弱性の記録、分析、調査を実施するX-Forceチームが作成したもので、公開された脆弱性についてのIBMによる調査から得

脆弱性と脅威 脅威動向
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は10月3日、米本社が公開した「2011年X-Force上半期トレンド&リスク・レポート」を発表した。本レポートは、脆弱性の記録、分析、調査を実施するX-Forceチームが作成したもので、公開された脆弱性についてのIBMによる調査から得た知見と、2011年初頭以降の一日平均120億件のセキュリティイベントの監視と分析に基づいて作成されている。レポートでは、セキュリティの世界が重大な攻撃により目まぐるしく変化していること、モバイル端末の脆弱性が増加していること、そして「whaling」などの高度な攻撃の脅威を明らかにしている。

X-Forceは、2011年に公開されるモバイル端末の攻撃コード数が前年比で2倍になると予測している。また、深刻な脆弱性の割合が2011年現在までに3倍になっており、APT攻撃に悪用されている。一方で、コンピュータセキュリティ分野における進歩も明らかになり、インターネット犯罪との戦いが前進したとしている。なおIBMは、顧客がこのようなセキュリティ課題に対処できるよう、北米と欧州のIBM Institute for Advanced Securityと連携する研究所をアジア太平洋地域に設立した。
(吉澤亨史)

http://www-06.ibm.com/jp/press/2011/10/0301.html
《ScanNetSecurity》

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