独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月30日、キャッチアップが提供するオープンソースのコンテンツ管理システム「BaserCMS」の複数のバージョンに脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「BaserCMS 1.6.11.4 およびそれ以前のバージョン」にはアクセス制限不備の脆弱性(CVE-2011-2674)、また「BaserCMS 1.6.13.1 およびそれ以前のバージョン」にはクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性(CVE-2011-2673)が存在する。アクセス制限不備では、管理者権限のないユーザによって、管理者のユーザ情報が変更されるなどの可能性、XSSではユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするか、対応パッチを適用するよう呼びかけている。(吉澤亨史)http://jvn.jp/jp/JVN16617002/http://jvn.jp/jp/JVN09789751/