マカフィー株式会社は9月12日、「スマートフォン利用におけるセキュリティ意識」の調査結果を発表した。本調査は8月29日から8月30日、日本国内に住む10代から60代のスマートフォンユーザを対象にインターネットリサーチによって実施したもの。有効回答数は730名。調査結果によると、スマートフォンユーザの8割以上(84.9%)が、利用に際し何らかのセキュリティ上の不安を感じていることが明らかになった。一方で、セキュリティに特に不安を感じないと答えたユーザも15.1%おり、その傾向は男性(41.8%)より女性(58.2%)の方が強く表れた。具体的なセキュリティ上の不安としては、1位が「ウイルスなどのマルウェア感染(57.3%)」、2位が「スマートフォンの紛失(47.7%)」、3位が「連絡先や写真データなどの個人情報の流出(41.1%)」が挙げられている。また、スマートフォンの利用で約6人に1人(17.5%)が実際にセキュリティ上の問題に遭遇したと回答しており、その内容は迷惑電話やメールなどの着信や受信(9.9%)が最も多かった。少数派ではあるが、マルウェア感染や不正なサイトへのアクセス、フィッシング詐欺などの被害もあった。何らかのセキュリティ侵害でスマートフォンのデータを紛失してしまった場合は、約半数(46.7%)のユーザがデータを復旧できるのであれば3,000円以上支払うと答えており、約1割(8.1%)のユーザは、1万円以上支払っても良いと考えていることが明らかになっている。平均金額は男性の方が女性よりも1,000円以上高かった。(吉澤亨史)http://www.mcafee.com/japan/