株式会社Kaspersky Labs Japan(カスペルスキー)は8月18日、ロシアKasperskyが8月9日に公開したリリースの抄訳として、2011年7月度のマンスリーレポートを発表した。レポートでは、7月はモバイル向けスパイウェア型トロイの木馬「ZitMo」の新しい亜種が検知された。ZitMoは銀行取引時にSMSで送られるワンタイムパスワード「mTANコード」を詐取する目的で設計されているもので、ついにAndroidで動作するものが加わった。また7月は、Googleが「.co.cc」ドメイン下の1,100万超にも及ぶURLを検索結果から除外する処置を行った。この遮断されたドメインは世界中で広く使われており、ドメインの登録数は「.com」「.de」「.net」に続く4番目の規模で、偽セキュリティ対策ソフトの配布やドライブバイダウンロード攻撃に使用されていた。ブラジルでは、マイレージプログラムサービスで獲得した「マイレージポイント」を狙うフィッシング詐欺が確認されている。(吉澤亨史)http://www.kaspersky.co.jp/news?id=207582739