慶應義塾大学医学部・医学研究科は6月27日、同病院スポーツ医学総合センター(旧称 スポーツクリニック)において、患者の個人情報が記録されたUSBメモリが所在不明となっていることが判明したと発表した。これは6月17日16時30分頃、同センター外来においてUSBメモリ所定の場所に保管されていないことが判明したというもの。USBメモリは、関係者しか立ち入ることのできないエリアにある鍵のかかるキャビネットに保管されていた。紛失したUSBメモリには、1991年9月から2011年4月までの間にスポーツ医学総合センターに受診した患者のデータ(氏名、患者ID、性別、生年月日、電話番号、スポーツ種目、傷病名、来院日の一部またはすべて)、24,459人分。同大学では関係者への事情聴取を行い、当該USBメモリの所在の確認を試みているが、現在のところ発見には至っていない。なお、USBメモリに記録されていた個人情報はデータベースソフトで管理されており、このソフトにはIDとパスワードによるセキュリティがかけられている。このため、万一第三者がこのUSBメモリを取得したとしても、所定のIDとパスワードがなければ内容を閲覧できないという。(吉澤亨史)http://www.med.keio.ac.jp/information/press.pdf