マイクロソフト株式会社は6月15日、2011年6月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通り16件。最大深刻度が「緊急」のものは「MS11-038:OLE オートメーションの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2476490)」「MS11-039:.NET Framework および Microsoft Silverlight の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2514842)」「MS11-040:Threat Management Gateway ファイアウォール クライアントの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2520426)」「MS11-041:Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2525694)」など9件となっている。最大深刻度が「重要」のものは「MS11-037:MHTML の脆弱性により、情報漏えいが起こる(2544893)」「MS11-045:Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2537146)」「MS11-046:Microsoft Ancillary Function ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される(2503665)」「MS11-047:Hyper-V の脆弱性により、サービス拒否が起こる(2525835)」など7件となっている。ほとんどのパッチが適用時に再起動が必要、あるいは再起動が必要となる場合がある。(吉澤亨史)http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms11-jun.mspx