株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの海外サイトから顧客情報が流出したと複数のメディアが伝えている。これは、以前に米国の公共放送(PBS)を攻撃したハッカーグループ「LulzSec」が声明を発表したもので、同サイトの100万件のデータが格納されているデータベースにアクセスしたとしており、そのうち15万件の顧客情報を公開している。また、SonyPictures.comは非常に単純なSQLインジェクションと、よく知られた脆弱性のいずれかですべてのアクセスが可能になったと声明で述べている。LulzSecはオランダとベルギーを含むいくつかの顧客データベースを入手したとしており、Auto Traderに関連する12,500件の氏名、住所、生年月日、メールアドレス、ユーザID、パスワード、DBテーブルに「BEAUTY_USERS」とラベルされた20,000件のユーザID、パスワード、メールアドレス、最大2万件のソニーミュージッククーポン、「Del Boca懸賞」に応募した18,000件のメールアドレスとパスワード、65,000件以上のミュージックコードが含まれているという。なお、パスワードはハッシュ化やsaltなどの対策は取られておらず、平文で保存されていたとのこと。(ScanNetSecurity、吉澤亨史)http://www.sonypictures.jp/