独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月26日、Walrus, Digitが提供する、Web上にファイルをアップロードするためのインタフェースを提供するCGIである「WalRack(Walrus File Rack CGI)」にアップロードファイルの取扱いに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「WalRack ver. 1.1.8 およびそれ以前、2.0.6 およびそれ以前」には、アップロードファイルの取扱いに関する脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、WalRackを設置しているサーバにおいて任意のPHPスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは対策方法として、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするか、WalRackの使用を停止することを挙げている。(吉澤亨史)http://jvn.jp/jp/JVN46984044/