フォーティネットジャパン株式会社は5月11日、脅威動向に関する最新レポートを発表した。本レポートは、同社のFortiGuard Labsが世界中で稼働しているFortiGateネットワーク セキュリティ アプライアンスおよびFortiGuard Labsの監視システムから収集したデータに基づき、過去4週間の脅威に関する統計およびトレンドを収集・集計したもの。レポートでは、Facebookユーザをターゲットとした2つの新しいマルウェア亜種について詳しく述べている。これらにはFacebookから送信されているように見せる仕掛けがあり、ユーザのFacebookパスワードをリセットして不正な添付ファイルに新しいパスワードをつけるよう要求する。その添付ファイルをクリックするとすぐに感染する恐れがある。また、4月16日に大規模なCorefloodボットネット(2002年頃発生)が米国史上最大のFBI捜査活動によって閉鎖されたことから、Rustockボットネットの閉鎖と合わせて世界中のスパムレートが約15%減少する状態が継続しているという。(吉澤亨史)http://www.fortinet.co.jp/news/pr/2011/pr051111.html