日本ベリサイン株式会社(ベリサイン)は4月19日、PDF電子署名用電子証明書を発行可能な「ベリサイン マネージドPKI for Adobe CDS」の提供を開始すると発表した。本サービスは「ベリサイン マネージドPKI」のオプションとして提供されるもので、6月に製品出荷される予定。PDF文書作成にあたり、その作成者の実在性、作成日時の真正性および文書が改ざんされていないことを、文書の受け取り手が複雑な設定変更を行うことなく確認できるというもの。ITに詳しくなくても、Adobe Readerがインストールされていれば「誰が」「いつ」作成した電子文書であるかを、PDF文章を開くだけで確認することができる。PDF文書を作成する側においても、AcrobatまたはPDF文書作成ソフトウェアを使用してPDF文書作成し、電子署名を行う際に本サービスからの証明書を取得するだけで、インターネットから時刻情報をサーバが取得し、その時刻とともに電子署名を行うタイムスタンプを自動的に付与できる。これにより、情報がいつの時点のものであるかも証明可能となる。(吉澤亨史)https://www.verisign.co.jp/press/2011/pr_20110419.html