独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月8日、Cyber-Ark社製の特権ID管理製品「PIM Enterprise Suite」(ディアイティが販売代理店)において、Webポータルサイトを提供するためのモジュール「Password Vault Web Access(PVWA)」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「PVWA v6.0 patch #2 およびそれ以前のバージョン」「PVWA v5.5 patch #4 およびそれ以前のバージョン」「PVWA v5.0 およびそれ以前のバージョン」には、XSSの脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、同製品にログインしているユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにパッチを適用するよう呼びかけている。(吉澤亨史)http://jvn.jp/jp/JVN11424086/