東京大学は1月28日、東京大学基金用Webサーバに第三者により不正アクセスされたことが判明したとして、現在までの経緯と今後の対応について発表した。これは2011年1月20日、当該サーバに第三者から不正なアクセスがあり、さらに外部のサーバに不正なアクセスが行われているとの報告を1月21日、当該サイトの管理業務委託先から受けたというもの。当該委託先では、直ちに当該サーバの稼働を停止させるとともに、事態を重く受け止め外部の専門の調査会社による調査を開始した。当該サーバには、東京大学基金Webサイトから同基金に寄附および寄附申込みを行った利用者の個人情報が記録されており、現在のところ個人情報の流出の有無を確認するに至っていないが、流出の可能性を否定できないと判断している。個人情報が流出した可能性がある寄附者および寄附申込者は、2006年11月8日から2011年1月21日の期間に東京大学基金Webサイトから寄附および寄附申込した810名で、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、寄附目的、寄附金額、その他任意で入力された情報が流出した可能性があるという。(吉澤亨史)http://utf.u-tokyo.ac.jp/2011/01/post-20ea.html