しかし、このドロッパーは2つの危険なマルウェアをユーザのPCにインストールして起動する。ひとつはプログラムのユーザ登録データおよびオンラインゲーム用のパスワードを盗み、もうひとつはキーロガーの機能を持つバックドアとなっている。1月始めにはKaspersky Labの偽サイトが検知されている。同様に、ロシアのインターネット上では「Internet Explorer の更新」を提供するWebページが発見されている。レポートではこのほか、Twitter経由の攻撃や広告ソフトウェア、Javaマルウェアを使った悪質なファイルのダウンロード、複雑な新種のメールワームなどを取り上げている。 (吉澤亨史)