Microsoft IIS の FTP サーバにおけるヒープオーバーフローの脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.12.14(木)

Microsoft IIS の FTP サーバにおけるヒープオーバーフローの脆弱性(Scan Tech Report)

脆弱性と脅威 エクスプロイト

1.概要
Microsoft Internet Information Services (IIS) の FTP サーバには、Telnet IAC データを含む不正な FTP リクエストを処理した場合に、ヒープオーバーフローが発生する脆弱性が報告されました。リモートの第三者に悪用された場合、FTP サーバを不正に停止される可能性があります。
この脆弱性は、0-Day エクスプロイトとして Matthew Bergin 氏が 2010/12/21 (米国時間) に exploit-db に公開したものになります。
現時点 (2011/1/17) では、この脆弱性を解消するパッチが公開されていないため、パッチが提供するまでの間、以下に記載する緩和策等を実施することを推奨します。

2.深刻度(CVSS)
10.0
http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2010-3972&vector=%28AV%3AN/AC%3AL/Au%3AN/C%3AC/I%3AC/A%3AC%29

3.影響を受けるソフトウェア
Microsoft Internet Information Services 7.5

※IIS 7 などの他のバージョンも影響を受ける可能性があります。

4.解説
Telnet プロトコルでは、多種の Telnet コマンドを用いてクライアントサーバ接続を制御します。これらのコマンドを利用する際、文字コードではなく制御コードであることを示すために、Interpret as command (IAC) エスケープシーケンス (0xFF) と呼ばれるデータを Telnet コマンドの先頭に付与する必要があります。

Microsoft Internet Information Services (IIS) の FTP サーバには、FTP レスポンスを組み立てる際の Telnet IAC データのエンコード処理に不備が存在するため、過度に長い Telnet IAC データを含む不正な FTP リクエストを処理した場合に、ヒープオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。

この脆弱性を利用することでリモートの攻撃者は、IIS 上で動作する FTP サービスをサービス不能状態にすることが可能となります。
なお、FTP サービスがサービス不能状態に陥るのみであり、IIS が提供する Web サービスなどの他のサービスは影響を受けません。

また、当該脆弱性を悪用して任意のコード実行を行うことは非常に困難であることが、Microsoft Security Response Center (MSRC) より報告されています。

この脆弱性は、FTP サービスコンポーネントをインストールし、FTP サーバを構成する環境が影響を受けます。当該コンポーネントは、既定でインストールされません。

5.対策
(Web非公開)

6.関連情報
(Web非公開)

7.エクスプロイト
(Web非公開)

8.想定される攻撃シナリオ
(Web非公開)

9.エクスプロイトの動作概要および結果は次のようになります。
(Web非公開)

(執筆:株式会社ラック サイバーリスク総合研究所 コンピュータセキュリティ研究所

※Web非公開該当コンテンツ閲覧をご希望の方はScan Tech Reportにご登録(有料)下さい。

Scan Tech Report
http://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html

《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

脆弱性と脅威 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. OSSのデータ収集ツール「Fluentd」に任意コマンド実行などの脆弱性(JVN)

    OSSのデータ収集ツール「Fluentd」に任意コマンド実行などの脆弱性(JVN)

  2. 送信者を偽装できる脆弱性「Mailsploit」に注意、メールソフト別対応状況一覧(JPCERT/CC)

    送信者を偽装できる脆弱性「Mailsploit」に注意、メールソフト別対応状況一覧(JPCERT/CC)

  3. 「Microsoft Office 数式エディタ」に任意コード実行の脆弱性(JVN)

    「Microsoft Office 数式エディタ」に任意コード実行の脆弱性(JVN)

  4. 8以降のWindowsに、特定のメモリアドレスのコードを悪用される脆弱性(JVN)

  5. Microsoft .NET Framework における WSDL パーサでの値検証不備により遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

  6. AIや機械学習による自動化がさまざまなサイバー攻撃に活用、2018年予想(フォーティネット)

  7. Microsoft Office の数式エディタにおけるバッファオーバーフローの脆弱性(Scan Tech Report)

  8. パケット解析ツール「Packetbeat」にDoS攻撃を受ける脆弱性(JVN)

  9. 脆弱性体験学習ツール「AppGoat」の集合教育向け手引書と解説資料を公開(IPA)

  10. サポート終了のモバイルルータ「PWR-Q200」に脆弱性、使用中止を呼びかけ(JVN)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×