マカフィー株式会社は12月22日、マルウェアを活用したサイバー犯罪の中で、近年話題を集めている主だった犯行手口についてブログで紹介している。最新の観測データでは1日平均60,000個の新たなマルウェアが生成されており、これは昨年の2倍(1日29,000個)、2007年の4倍(1日16,000個)に相当し、2010年は過去最大量となるマルウェアが配布された。時間に換算すると、1.44秒毎に新たなマルウェアが発生していることになる。現在、犯行手口として一般的な方法として、危険なWebサイトのリンク先を隠すためにURL(Webアドレス)短縮サービスを利用するものが挙げられる。もうひとつの主な手口は、Zeusという名前のトロイの木馬。Zeusの背後にいたサイバー犯罪者は、スパムメールキャンペーンでマルウェアを活発に配布した。悪質なWebサイトもサイバー犯罪者にとって一般的な手段のひとつであり、McAfee Labsの最近の調査では、Google検索トップキーワードの60%で、検索結果上位100位以内のいずれかに悪意のあるサイトが含まれていることが判明している。ブログではこれらの詳細な手口と身を守る方法について紹介している。http://www.mcafee.com/japan/security/mcafee_labs/blog/jp_daily_malware_growth.asp