検出を回避しようとするStormワームに「誤植」などの特長を確認(マカフィー) | ScanNetSecurity
2024.04.25(木)

検出を回避しようとするStormワームに「誤植」などの特長を確認(マカフィー)

マカフィー株式会社は11月24日、Stormワームについての考察を同社ブログにおいて発表した。Stormは、ターゲットPCから大量のスパムを送信する比較的大規模なボットネットで、「Nuwar」「Zhelatin」「FakeAV」「Peacomm」の別名を持つ。2007年初めに登場し、主にスパミン

製品・サービス・業界動向 業界動向
マカフィー株式会社は11月24日、Stormワームについての考察を同社ブログにおいて発表した。Stormは、ターゲットPCから大量のスパムを送信する比較的大規模なボットネットで、「Nuwar」「Zhelatin」「FakeAV」「Peacomm」の別名を持つ。2007年初めに登場し、主にスパミングとフィッシング活動で有名になった。今年初めに再び登場し、偽のウイルス対策ソフトやダウンローダー型トロイの木馬により配布された。

StormはFast-Fluxという手法で分布域がわからないようにする。同社McAfee Labsが行った分析では、Stormの実行ファイルは未知の圧縮プログラムで難読化され、デバッグ環境や仮想環境が検出されると活動を中止する無限ループが使用されていることが確認された。また、ボットマスターと通信する際のPOSTリクエストコードを検証したところ、User-Agentヘッダで「Windows」とするべきところが「Windoss」になっているという誤植も発見した。これらの特徴の把握によって、Stormを検出する確率が高まったという。

http://www.mcafee.com/japan/security/mcafee_labs/blog/peering-into-the-storm-worm.asp
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×