一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月6日、PDFファイル閲覧ソフトウェア「Adobe Reader」およびPDFファイル作成・変換ソフトウェア「Adobe Acrobat」には複数の脆弱性が確認されたとして、注意喚起を発表した。これはAdobe Systems社が同日、セキュリティアップデート「APSB10-21」として発表したもの。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者により細工されたPDFファイル等を開くことで、AdobeReaderやAcrobatが不正終了したり、任意のコードを実行される可能性がある。JPCERT/CCでは、本脆弱性を使用した攻撃を確認しているという。該当するユーザは、Adobe Systems社が提供する対策済みソフトウェアへアップデートするよう勧めている。http://www.jpcert.or.jp/at/2010/at100026.txt