フィッシング対策協議会は10月1日、2010年9月度のフィッシング情報届出状況を発表した。これによると、9月度における海外を含むフィッシング届出件数は8件で、前月度から50件減少した。ここ半年は毎月50件規模で増減を繰り返している。また、フィッシングサイトのユニークなURL数は前月度より38件減少の8件、ブランド名を悪用された海外を含む企業の数は前月度より14件減少の5件となっている。ともに、ここ1年で最小値に近い数値にまで減少している。全体的に前月比で大幅に減少しているが、同協議会への問い合わせメール件数は349件と、前月の251件から100件近く増加した。これらの多くは、出会い系サイトなどに誘導する迷惑メールであったという。同協議会では、不審なメールやサイトを見つけた場合は、サービス事業者か同協議会まで連絡するよう呼びかけている。http://www.antiphishing.jp/information/information462.html