独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は9月30日、「情報セキュリティ技術動向調査TG(タスクグループ)」が6月30日に開催した会合を踏まえ、情報セキュリティのエンジニアリングの分野において2010年の1月から6月に認識された注目すべき先進的な動向をまとめた報告書「情報セキュリティ技術動向調査(2010年上期)」を公開した。報告書では、楕円曲線暗号を利用する仕様の整備動向を採りあげたほか、クラウド環境の整備に関して、データセンター内等において配備されつつある「MACsecによるレイヤ2における暗号化技術」を紹介している。また「DNSSECの動向」や「OAuthの仕様」「NAT/NAPT機能とIPv6の関係をめぐる話題」「セキュアなコンテンツファイルアップロードと、出方向のパケットフィルタリング」などを採り上げている。http://www.ipa.go.jp/security/fy22/reports/tech1-tg/indexa.html