マカフィー株式会社は8月9日、2010年7月のサイバー脅威の状況を発表した。これによると、ウイルスでは偽セキュリティソフト「SysInternals Antivirus」を対象とした検知名である「FakeAlert-SysIntAV!env.a」がランクインしている。偽セキュリティソフトは現在最も活発な脅威のひとつであり、多くのソフトやその亜種が頻繁に作成されている。外部メディアを経由して感染するAutorunワームである「Generic!atr」によって感染することの多いオンラインゲームのパスワードスティーラー「Generic PWS.ak」や「PWS-Gamania」がランクインしていることなど、状況は先月と同様としている。ウイルス検知数の上位は、会社数では1位が「Generic!atr」、2位が「Generic PWS.ak」、3位が「FakeAlert-SysIntAV!env.a」。データ数では1位が「W32/Almanahe.c」、2位が「W32/Conficker.worm!job」、3位が「W32/Conficker.worm.gen.a」。マシン数では1位が「Generic!atr」、2位が「W32/Conficker.worm.gen.a」、3位が「W32/Conficker.worm!job」。PUP検知数の上位は、会社数では1位が「Generic PUP.x」、2位が「Adware-OptServe」、3位が「Generic PUP.d」。データ数では1位が「MWS」、2位が「Generic PUP.x」、3位が「Adware-OptServe」。マシン数では1位が「Generic PUP.x」、2位が「Adware-OptServe」、3位が「MySearch」となっている。http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_10b.asp?pr=10/08/09-1