東京都福祉保健局は7月12日、中部総合精神保健福祉センターにおいて、利用者の個人情報を含む公用のUSBメモリを紛失する事故が発生したと発表した。これは7月7日19時頃、同センター1階の保健福祉部広報援助課職員室内で個人情報が含まれたUSBメモリの所在が不明であることが確認されたというもの。同メモリは、勤務時間外は医療審査係職員の机引き出しに施錠して保管しており、勤務時間は頻繁に使用するため医療審査係職員の机上の箱へ入れて保管していたという。紛失が判明したUSBメモリには、患者、精神医療審査会委員の個人情報のべ1,422件が記録されていた。その内容は、のべ1,198件(実患者数936名分、病院76箇所分)の患者情報(氏名、生年月日、住所、連絡先、診断名、入院先病院名、入院記録等)およびのべ224件(実数55名分)の精神医療審査会委員情報(氏名、役職、勤務先、連絡先)となっている。なお、同メモリはパスワードによる認証機能を搭載しているという。http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2010/07/20k7d100.htm