株式会社サイバーディフェンス研究所は、米国のセキュリティ企業イミュニティ社と共同で、シェルコードとカーネルエクスプロイトの作成を中心とした専門セミナー「Exploit Writing セミナー 上級編シェルコード」を、3月2日から4日間にわたって開催する。シェルコード作成が集中的に日本国内で解説されるのは初めての試みだという。 シェルコードとは、コンピュータ犯罪者がシステムに侵入する際に、システムを意のままにコントロールするために用いるコード断片のことで、公開された既存のシェルコードが使われることが多い。 本講義は、進化するコンピュータ犯罪に対応できるセキュリティ技術者養成のために、オリジナルのシェルコード作成方法を実習形式で習得するもので、Windowsカーネルの特性や、Windowsドライバーのバグの検出、カーネルへのシェルコードなど、シェルコードとカーネルエクスプロイトに関する知識と技術が解説される。対象は、セキュリティ監査、セキュリティ検査従事者の他、Windowsのドライバー開発者、アンチウイルス研究者など。 サイバーディフェンス研究所は、脆弱性を発見するファジングの技術紹介や、ヒープオーバーフローに特化した最新OS攻略などの最先端技術を、国内の官公庁、セキュリティ企業、システム会社向けに過去2年間にわたって提供してきた実績を持つ。http://www.cyberdefense.jp/service_seminar/seminar08.html