千葉県は、難病患者の医療費を助成する特定疾患治療研究事業において県が保管する患者データの入ったMO(光磁気ディスク)の所在が不明となっていることが7月7日までに判明したと発表した。これは7月2日、市原健康福祉センターが特定疾患医療受給者票交付申請書類をダンボール箱に詰め、2人の職員が立ち会って患者データの入ったMOを気泡緩衝シートおよび薄いダンボール片にくるんだ状態で箱のすき間に入れて梱包し、ゆうパックで疾病対策課あてに発送した。ゆうパックは7月3日に到着したが、MOが届いておらず所在不明が判明した。 紛失したMOには、50,869件の患者の個人情報(患者氏名、性別、生年月日、郵便番号、住所、電話番号、保険種別、保険の続柄(本人か否か)、疾患名、受療医療機関名、所得区分コード、消滅年月日、重症開始基準日、介護保険コード、登録者証交付年月日、生計中心者か否か、同一生計内の二人目以降か否か)が記録されていた。なお、紛失した個人情報が第三者へ渡り、患者本人に何らかの不利益が生じたとの報告は受けていないとしている。http://www.pref.chiba.lg.jp/syozoku/c_sippei/8alenanbyou/2tokutei/20090709MOhunshitsu.pdf