マカフィー株式会社は1月16日、2008年度におけるコンピュータウイルス、不審なプログラムの検知データの集計を発表した。発表によると、ウイルスでは2008年、外部メディアにより感染を拡げる「Autorun ワーム」が多く見られた。これは現在も拡大傾向にある。また、SQLインジェクションによる攻撃が顕著に観測されたほか、ランクには入っていないもののMS08-067の脆弱点を悪用して感染する「W32/Conficker.worm」の活動が年末に活発になり、さまざまな亜種も多く観測されている。 PUPでは、「WinFixer」といった偽のセキュリティソフトが多く発見された。これらの多くは悪質な動作が確認されたため、PUPではなくFakeAlertといったマルウェアに分類されるようになった。また、大半を占めているアドウェアの中にはフリーソフトにバンドルされているものもある。リモート管理ツールであるVNCの検知の検知数がランクインされているが、意図して利用されている場合は問題ないとしている。http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_09a.asp?pr=09/01/15-1