NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は1月14日、IPv6を用いた遠隔サポートサービスの技術面、運用面の検証・評価を目的としたフィールド実証実験を実施すると発表した。この実証実験は、総務省が平成18年度から平成20年度の間に実施する「IPv6によるユビキタス環境構築に向けたセキュリティ確保に関する実証」に基づくもの。株式会社ヤマダ電機の協力のもと、一般家庭でヤマダ電機(一部店舗)にてPCを購入し、同時に設定サポートサービスに加入するユーザを対象としたモニターの募集(1,000人を予定)を行い、実証実験を実施する。 本フィールド実験では、NTT Comが開発したセキュアリモートサポートシステムにより、ヤマダ電機の協力のもとでIPv6を活用した遠隔サポートモデルの有用性を検証・評価する。具体的には、一般家庭を対象としたモニタのPCに専用ソフトウェアをインストールし、ヤマダ電機サポートセンターからセキュリティを確保した遠隔サポートサービスを実施する。今後は、フィールド実証実験で得られた有用性についての評価結果を、ユビキタス環境下におけるセキュリティ確保の実証の成果として総務省に報告書を提出するほか、本システムを用いた遠隔サポートサービスの実用展開についても検討していく。 http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20090114.html