偽セキュリティソフト自体も、検出を免れるためにバリエーションが登場している。同ブログで先週紹介されたものは「Antivirus XP 2008」という名称であったが、現在は「Antivirus 2009」というバージョンが多く確認されている。この偽セキュリティソフトによるユーザの被害は、セキュリティソフト購入の名目で金銭を巻き上げられること、購入に使用したクレジットカードなどの情報が漏洩してしまうことの2つだという。今後も同様にメール内のURL経由で不正プログラムを侵入させる目的のスパムメールが増え続けると思われる。スパムメールは既に「単に迷惑な広告メール」ではなく、不正プログラムの脅威と連続する具体的な脅威となっており、不要なメールには触らないことを心がけるよう呼びかけている。