尼崎医療生活協同組合は7月31日、介護老人保健施設「ひだまりの里」を利用している入所者の一部の個人情報がインターネット上に流出していたことが判明したと発表した。これは、2008年6月17日時点で同施設に入所していた利用者91名の氏名と部屋番号の記載された実施記録のない排泄表と、2008年7月16日に行われた第一回排泄委員会会議報告書(職員3名の氏名記載)がインターネット上に流出していたというもの。 原因は、同施設の介護職員が排泄委員会の会議報告作成と排泄記録表の整理のため、情報をUSBメモリで自宅に持ち帰り、暴露ウイルスに感染したファイル交換ソフトが設定されたコンピュータに情報を保管したためという。同医療生協の「個人情報保護規定」では、今回の事故原因となった事項の規制と運用について定め、個々の職員から個人情報保護誓約書の提出を義務づけているが、内容の徹底が不足していたとして、今後の個人情報保護教育をはじめとする職員教育の見直しを積極的に実施し、職員個々の個人情報保護への意識向上を図るとしている。http://www.amagasaki.coop/?p=114