東京都は7月29日、都立広尾病院において患者の個人情報を記録したUSBメモリの紛失事故が発生したと発表した。これは、平成20年7月中旬から検査科技師が研究のため、以前共同研究で得ていたデータを検査科内PCからUSBメモリに保存し使用していたもので、7月25日に紛失に気づいたというもの。紛失したUSBメモリには、共同研究で得ていた他の10医療機関の患者を含む48名分の患者情報で、患者名(カタカナ)、性別、年齢、体重、病院名、C型慢性肝炎に関する研究で使用した検査数値(インターフェロン投与歴の有無、肝生検の有無等)が記録されていた。 患者個人情報のうち、他の医療機関のものは国家公務員共済組合連合会立川病院(13名)、慶應義塾大学病院(10名)、埼玉社会保険病院(5名)、東京歯科大学市川総合病院(5名)、独立行政法人国立病院機構東京医療センター(4名)、済生会宇都宮病院(3名)、永寿総合病院(2名)、東京都済生会中央病院(2名)、都立広尾病院(2名)、公立福生病院(1名)、独立行政法人国立病院機構霞ヶ浦医療センター(1名)。http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2008/07/20i7v100.htm