分散型機密データ保管システムのWindows Server 2003対応版を発売(大日本印刷) | ScanNetSecurity
2024.04.23(火)

分散型機密データ保管システムのWindows Server 2003対応版を発売(大日本印刷)

大日本印刷株式会社(DNP)は2月28日、機密データを暗号化し、複数のサーバに分散して保管するハイセキュリティなデータ保管システム「TranC'ertDNA(トランザートディエヌエー)」のWindows Server 2003対応版を4月18日より販売開始すると発表した。2004年3月に開発した

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
大日本印刷株式会社(DNP)は2月28日、機密データを暗号化し、複数のサーバに分散して保管するハイセキュリティなデータ保管システム「TranC'ertDNA(トランザートディエヌエー)」のWindows Server 2003対応版を4月18日より販売開始すると発表した。2004年3月に開発したPC版の機能を活かし、サーバ用として開発した。

TranC'ertDNAは、1つのファイルを複数のファイルに分割し、それぞれを異なる鍵で暗号化した後、異なる複数のサーバに保存するデータ保管システム。ファイルを暗号化し、複数サーバに分散して保管するため、1台のサーバからデータが漏洩しても、元のファイルを復元することはできない。一方で、1台のサーバが災害やトラブルに見舞われた場合でも、残る2台のサーバが健在であればファイルを復元することができるため、安全で堅牢なデータ管理システムの構築が可能。

加えて、利用者には暗号化され分散されたデータを復元するために必要な情報が格納されたICカードを配布し、利用時にパスワードを入力させるため、保管サーバや各データへのアクセス権限を、ICカード単位で管理することが可能。これにより、高セキュリティな運用・管理を実現できる。同社では、機密性の高いデータを扱う金融機関や研究開発部門を中心に販促を行い、2011年までに4億円の売上を見込んでいる。

http://www.dnp.co.jp/jis/news/2008/080228.html
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×