フィッシング詐欺やマネーロンダリングをはじめ、オンライン上の不正と戦うウェブサイトBobbear.co.ukが、なりすまし攻撃に遭って、一時的にドメインを停止することになった。Bobbear.co.ukは英国人が運営し、オンライン詐欺サイトなどのリストを発表している。攻撃を最初に探知したのはSophosだ。オンライン支払いサービスのe-Goldを用いての寄付を呼びかけるスパムメールを、Bobbear.co.ukの名前で送信していると報告している。事件を受けて、Bobbear.co.ukのサイトをホスティングしているFasthostsがドメインの一時停止に踏み切ったというものだ。注目すべきは、このe-Goldは、サイバー犯罪者が不正に資金を送金するのに手を貸しているとして、米司法省に起訴されている点だろう。同社幹部は起訴内容については事実無根と強く否定して、全面的に対決している。しかし、アカウント作成時に本人チェックなどを殆ど行わないe-Goldのサービスが、サイバー犯罪者に利用されているのは事実のようだ。スパムメールの送信に加えて、そのようなサイトを利用しての募金活動であるため、Bobbear.co.ukのイメージを落としかねない。ドメイン一時停止を受けて、Bobbear.co.ukを運営するボブ・ハリソンは…【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──※ この記事は Scan購読会員向け記事をダイジェスト掲載しました購読会員登録案内 http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?w02_ssw