6月に起こった中国人民軍による米国国防総省のコンピュータネットワークへの攻撃は、(これまでで)最も成功したサイバー攻撃だったと、関係者が明らかにしている。これは9月3日付の英国の『Financial Times』による報道による。攻撃の結果、国防長官府のコンピュータシステムをシャットダウンしたことを、米国国防総省では認めている。ただし、誰がこの攻撃を行ったと考えているかについて、正式に発表することは、現在のところは拒否している。国防長官府はロバート・ゲイツ国防総省長官の直属機関だ。情報筋によると、システムのシャットダウンは、攻撃が続けられていた1週間余り行われた。国防総省では、約3ヵ月が経過した現在も、攻撃者がどれだけのデータをダウンロードしたのか調査を続けている。今のところは、漏洩したデータは極秘のものではなかったとみている。『Financial Times』に情報を明かしたのは… 【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──※ この記事は Scan購読会員向け記事をダイジェスト掲載しました購読会員登録案内 http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?w02_ssw