株式会社シマンテックは9月12日、「シマンテック月例スパムレポート」9月号を発行した。レポートによると、2007年8月のスパム活動は、全送信メッセージ中のスパムの割合が約7割(7月より3%増)に達し、PDFスパムは過去最高と最低を記録し、グリーティングカードスパム手法に類似したYouTubeを活用した手法が発見されるなど、スパム監視者にとって興味深い結果となったとしている。同社は先月のレポートで、メール文中に「グリーティングカード」へのリンクを含んでユーザを特定のWebサイトに誘導させるスパムが増加していることを指摘しているが、8月はYouTubeの動画ファイルへのリンクを含むスパムを発見した。この種のスパムは、8月に発見された全スパムのうち15%を占めている。レポートではこのほか、PDFスパムや画像スパム、変異を続ける「419」スパム、「警察官になろう」スパム、ジグソー式の中国トレーニングスパム、「子犬あげます」詐欺メールについて分析している。シマンテックhttp://www.symantec.com/ja/jp/