このコーナーでは、現役のペネトレーションテスト技術者が、使えるセキュリティツールを、ペンテストの現場の視点から紹介します。・名称…AMAP・分野…フットプリンティング・配布制限…GPL・商用版の有無…無・DL URL…http://www.thc.org/thc-amap/ ・対応OS…Linux系OS(1) 基本項目と概要─────────筆者の記憶が正しければ、以前に紹介したツールNMAPが「NetworkMapper」に対してAMAPは「Application Mapper」の略である。このツールはオープンポートへの接続を行い、その応答の確認と独自のデータベースと比較することでそのポートで行われているサービス(httpやSMTP、DNSなど)が何であるか(どのプロトコルか)ということが調査できる。(2) コマンドサンプル──────────特筆すべき機能は、二つ存在する。一つは「Mapping Mode」、もう一つは「Banner Mode」である。まず、この二つの説明をしておく。「Mapping Mode」は、送信したパケットに対する反応を独自のデータベースと比較し、サービスの種類(プロトコル)を調査することができ、「Banner Mode」は指定したポートへと接続を行い、返ってきたメッセージ(バナー情報)を確認することが可能である…【執筆:NTTデータ・セキュリティ株式会社 辻 伸弘】NTTデータ・セキュリティ株式会社http://www.nttdata-sec.co.jp/ ──(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec