ソニックウォールは8月9日、迷惑メールに関する2007年第2四半期の調査結果を発表した。この調査は、同社の「SonicWALL Email Security」ユーザからのレポートおよび同社のSMARTLABSネットワークを通じて得た130万人を超える電子メール利用者の声を集計したもの。同調査によると2007年第2四半期は、迷惑メール、ウイルス、フィッシングが継続的に増加したほか、PDFやExcel、ZIPなどのファイルを添付する迷惑メールが台頭した。また、DHA、DoSあるいはそれらに類似する攻撃は、2007年第1四半期と比較して2%減少したが、依然メール全体の55.7%を占めていること。迷惑メール、ウイルス、フィッシングの量が4%増加し、メール全体の37.4%を占めたこと。良性なメールが6.9%だったことなどが明らかになった。PDFスパムは、メール本文にはメッセージがほとんどあるいは全く書かれておらず、通常株式や薬物関連のメッセージがPDFファイルとして添付されるもの。受信者がファイルをクリックすると悪意のあるコードが自動的にダウンロードされる可能性がある。ExcelおよびZIPスパムは、正規のメールを装うことでアンチスパムフィルタを潜り抜け、その量を増加させている。ソニックウォールhttp://www.sonicwall.co.jp/