株式会社シマンテックは7月13日、「シマンテック月例スパムレポート」7月号を発行したと発表した。レポートによると、2007年6月のスパム活動は5月に引き続き画像スパムの割合が低下していることを特徴として挙げている。6月の注目すべきスパム手法としては、PDF画像スパムの増加や、時事問題を利用するスパム、「父の日」スパムなどがある。また、地域別ハイライトとしてアジア太平洋地域のスパム動向を分析し、日本からのスパムサンプルを紹介している。6月のインターネット上の全スパムにおける画像スパムの割合は14.5%で、今年3月以降引き続き減少傾向にある。1月のピーク時の52%以来、大幅な減少が続いている(2月38%、3月37%、4月27%、5月16%)。同社では画像スパムの減少を受け、従来とは異なる方法でスパム画像を参照させる新しい手法の増加を分析した。6月のSMTP層における全送信メッセージの中のスパムの割合は1ヶ月間ほぼ安定しており、平均すると65%前後であった。詐欺メール攻撃とフィッシング攻撃は3月の9%以降引き続き増加傾向にあり、6月は14%を記録した。ヘルスケア関連のスパムは3月の23%から6月は13%に減少している。シマンテック:シマンテック月例スパムレポート(英語版)http://www.symantec.com/avcenter/reference/Symantec_Spam_Report_-_July_2007.pdf